多摩川さんぽ

　２９７号

　鮎美橋から、釜の渕公園・多摩川 (東京都青梅市千ヶ瀬)

9月7日未明、神奈川県西部に上陸した台風９号により、多摩川は大増水しました。調布市ではんらん危険水位、大田区では避難判断水位を越え、世田谷区の二子橋下流では避難勧告が出ました。二子橋付近の堤防上で土嚢を積む様子が、TVニュースでも流されました。多摩川の流域に長い間住んでますが、本流の堤防に土嚢が積まれるような状況は、始めて見ました。　御岳橋、御岳渓谷・多摩川 (青梅市御岳本)

多摩川の水害と言えば、昭和49年(1974)の狛江水害で宿川原堰堤左岸の堤防が側方から浸食され、川沿いの家が流された記憶があります。この時でも川の水が堤防を越えたわけではありませんでした。今回は水害一歩手前まで来たような気がします。
一日遅れの9月8日、増水した多摩川本流の様子を写しました。撮影場所は御岳渓谷、青梅市・釜の渕公園、羽村堰、JR立川駅近くの立日橋、京王多摩川駅近くの河川敷、東急・二子新地駅近くの二子橋、東急・多摩川駅近くの調布取水堰です。
JR南武線で立川へ向かう途中、南多摩駅の先で多摩川を渡ります。河川敷では流木などと一緒に、草木が水流になびいた様子が見えます。丸一日経ってますので、水はかなり引いたようです。

　羽村堰下橋から、羽村堰・多摩川 (東京都羽村市羽)

JR青梅駅から河岸段丘を下った、釜の渕公園へ向かいました。ここでは川幅一杯に濁流が流れてます。思った以上に水量があります。上流の御岳渓谷へも行ってみることにします。 JR御嶽駅から川へ階段を降りて行くと、渓谷沿いの遊歩道は冠水してるため通行止めのテープが張ってありました。水面から数メートル上にある吊り橋、御岳小橋も冠水したのか、ロープに木の枝が引っ掛かってます。近くの大きな案内板は、枠だけ残して流されてしまいました。激流、御岳渓谷・多摩川
玉川上水取水口、羽村堰・多摩川

御岳小橋、御岳渓谷・多摩川

上流から多摩モノレール、立日橋・多摩川 (東京都立川市柴崎)
　流木重なる河川敷、京王多摩川・多摩川 (東京都調布市下石原)

羽村堰の「投げ渡し堰」は増水のため解放されてました。確か主な部材はロープに繋がれて減水後、再利用されるはずですが、濁流のため残ってるのかよく分りませんでした。
立日橋は立川市と日野橋の間に架かる、モノレールと兼用の橋です。大雨の増水位だと色々な浮遊物が一緒に流れてるはずですが、今回はコーヒー色に濁っているだけでキレイなものです。上流の広い河原では減水が進み濁った水流から、もう灰色の真新しい砂利が姿を現してます。

　下流から、二子橋・多摩川 (神奈川県川崎市瀬田)

京王相模原線・京王多摩川駅から多摩川は直ぐです。河川敷に出る場所に通路があったはずですが見当たりません。洪水対策のため仕切り板で閉め切られたままでした。手前には土嚢が積まれてます。コンクリートの壁をよじ登り越えると、流木やらゴミが積み重なってます。 2mくらい下まで水が来てたようです。
避難勧告が出た二子橋下流の対岸、川崎市側に来ました。橋の下はドロドロになってます。そこを避けるように大勢の人がバーベキューに繰り出してます。川の水も大分引いてきました。この辺りは1mは川床が上がったようです。 上河原堰堤バックウォーター、多摩川
下流から立日橋、多摩川

アユ釣り、二子橋・多摩川
砂利に埋まる橋桁、二子橋・多摩川

丸子橋、調布取水堰・多摩川 (東京都大田区田園調布)
　堰と東急東横線、調布取水堰・多摩川

東急東横線の多摩川鉄橋の下、やや上流に調布取水堰があります。堰が有るのが分からない程、増水してます。もう日暮れです。六郷橋まで行く予定でしたが、時間切れで残念です。

鮎美橋から、釜の渕公園・多摩川 (東京都青梅市千ヶ瀬) 9月7日未明、神奈川県西部に上陸した台風９号により、多摩川は大増水しました。調布市ではんらん危険水位、大田区では避難判断水位を越え、世田谷区の二子橋下流では避難勧告が出ました。二子橋付近の堤防上で土嚢を積む様子が、TVニュースでも流されました。多摩川の流域に長い間住んでますが、本流の堤防に土嚢が積まれるような状況は、始めて見ました。	御岳橋、御岳渓谷・多摩川 (青梅市御岳本) 多摩川の水害と言えば、昭和49年(1974)の狛江水害で宿川原堰堤左岸の堤防が側方から浸食され、川沿いの家が流された記憶があります。この時でも川の水が堤防を越えたわけではありませんでした。今回は水害一歩手前まで来たような気がします。一日遅れの9月8日、増水した多摩川本流の様子を写しました。撮影場所は御岳渓谷、青梅市・釜の渕公園、羽村堰、JR立川駅近くの立日橋、京王多摩川駅近くの河川敷、東急・二子新地駅近くの二子橋、東急・多摩川駅近くの調布取水堰です。 JR南武線で立川へ向かう途中、南多摩駅の先で多摩川を渡ります。河川敷では流木などと一緒に、草木が水流になびいた様子が見えます。丸一日経ってますので、水はかなり引いたようです。
羽村堰下橋から、羽村堰・多摩川 (東京都羽村市羽) JR青梅駅から河岸段丘を下った、釜の渕公園へ向かいました。ここでは川幅一杯に濁流が流れてます。思った以上に水量があります。上流の御岳渓谷へも行ってみることにします。 JR御嶽駅から川へ階段を降りて行くと、渓谷沿いの遊歩道は冠水してるため通行止めのテープが張ってありました。水面から数メートル上にある吊り橋、御岳小橋も冠水したのか、ロープに木の枝が引っ掛かってます。近くの大きな案内板は、枠だけ残して流されてしまいました。	激流、御岳渓谷・多摩川	玉川上水取水口、羽村堰・多摩川
	御岳小橋、御岳渓谷・多摩川
上流から多摩モノレール、立日橋・多摩川 (東京都立川市柴崎)	流木重なる河川敷、京王多摩川・多摩川 (東京都調布市下石原) 羽村堰の「投げ渡し堰」は増水のため解放されてました。確か主な部材はロープに繋がれて減水後、再利用されるはずですが、濁流のため残ってるのかよく分りませんでした。立日橋は立川市と日野橋の間に架かる、モノレールと兼用の橋です。大雨の増水位だと色々な浮遊物が一緒に流れてるはずですが、今回はコーヒー色に濁っているだけでキレイなものです。上流の広い河原では減水が進み濁った水流から、もう灰色の真新しい砂利が姿を現してます。
下流から、二子橋・多摩川 (神奈川県川崎市瀬田) 京王相模原線・京王多摩川駅から多摩川は直ぐです。河川敷に出る場所に通路があったはずですが見当たりません。洪水対策のため仕切り板で閉め切られたままでした。手前には土嚢が積まれてます。コンクリートの壁をよじ登り越えると、流木やらゴミが積み重なってます。 2mくらい下まで水が来てたようです。避難勧告が出た二子橋下流の対岸、川崎市側に来ました。橋の下はドロドロになってます。そこを避けるように大勢の人がバーベキューに繰り出してます。川の水も大分引いてきました。この辺りは1mは川床が上がったようです。	上河原堰堤バックウォーター、多摩川	下流から立日橋、多摩川
	アユ釣り、二子橋・多摩川	砂利に埋まる橋桁、二子橋・多摩川
丸子橋、調布取水堰・多摩川 (東京都大田区田園調布)	堰と東急東横線、調布取水堰・多摩川東急東横線の多摩川鉄橋の下、やや上流に調布取水堰があります。堰が有るのが分からない程、増水してます。もう日暮れです。六郷橋まで行く予定でしたが、時間切れで残念です。