藤倉から小林家住宅・小河内峠 − 多摩川さんぽ 　 ６１９号
・奥多摩湖
藤倉バス停の西東京バス、藤倉〜小林家住宅
藤倉バス停の西東京バス、藤倉〜小林家住宅		 　旧藤倉小学校、藤倉〜小林家住宅 (東京都檜原村)
旧藤倉小学校、藤倉〜小林家住宅

最近、小河内峠越えの入り口、藤倉の近くに重要文化財/小林家住宅が公開されてる事を知りました。 重要文化財に指定されたのは1978年(昭和53)。 その頃は良くこの峠道を歩いてました。 簡易舗装されてる山道を歩いた山の斜面に大きな住宅が建っていて意外に思ったものです。 50年位前は車の入らない山奥の集落にも、当たり前のように日々の暮らしがありました。
日当たりの良い山の上に集落の本家はあるようです。 斜面は緩く耕作しやすい南向き、冬の西風を防ぐ尾根の影、水場も近い。 この辺りの最初の入植地かもしれません。 生活のある頃に訪ねておきたかったものです。
陣場尾根の西側にも、こちら側(東側)と同じように山上の集落を繋ぐように小河内峠へ続く道があり、最奥の猿江集落は今はどうなっているでしょうか。 猿江からの分かれ道は落ち葉に埋もれ余り歩かれてないようでした。
小林家住宅へは藤倉から続く惣角沢沿いの林道終点からモノレールで上がるルートもあります。 今回歩いた藤倉から旧藤倉小学校を通る山道は標高差260m、1時間程の道のりでした。 さらに旧田倉家を経由して陣場尾根に上がり小河内峠まで1時間半位。 集落を繋ぐ道からそこそこ自然林の残る尾根道、峠越え、湖畔の道からの眺め、何度歩いても気持ちの良いコースです。
藤倉集落、藤倉〜小林家住宅
藤倉集落、藤倉〜小林家住宅
1週間程前の2021年10月半ば、北秋川/檜原村の藤倉から陣場尾根を登り小河内峠を越えて、奥多摩湖へ降りるハイキングに行きました。
歩いたルートは、
JR武蔵五日市駅(西東京バス)〜藤倉バス停(歩き)〜旧藤倉小学校〜小林家住宅〜旧田倉家〜陣場尾根〜小河内峠〜ヘビ沢〜小河内ダム〜奥多摩湖バス停(西東京バス)〜JR奥多摩駅。

撮影機材は、Sony α6400、SEL1670Z 16-70mm F4。
民家を繋ぐ山道、藤倉〜小林家住宅
民家を繋ぐ山道、藤倉〜小林家住宅		 畑跡と民家、藤倉〜小林家住宅
畑跡と民家、藤倉〜小林家住宅		 旧小林家(重要文化財)、藤倉〜小林家住宅 (檜原村)
旧小林家(重要文化財)、藤倉〜小林家住宅

浅間尾根と小林家住宅、藤倉〜小林家住宅
浅間尾根と小林家住宅、藤倉〜小林家住宅
小林家住宅下の山道、藤倉〜小林家住宅
小林家住宅下の山道、藤倉〜小林家住宅
旧田倉家と湯久保尾根、小林家住宅〜小河内峠
旧田倉家と湯久保尾根、小林家住宅〜小河内峠		 旧田倉家、小林家住宅〜小河内峠
旧田倉家、小林家住宅〜小河内峠		 陣場尾根の山道、小林家住宅〜小河内峠
陣場尾根の山道、小林家住宅〜小河内峠

タマゴタケ？、小林家住宅〜小河内峠
タマゴタケ？、小林家住宅〜小河内峠
旧田倉家裏手から陣場尾根に向かう、小林家住宅〜小河内峠 (檜原村)
旧田倉家裏手から陣場尾根に向かう、小林家住宅〜小河内峠
中の平近くから御前山見える、小林家住宅〜小河内峠
中の平近くから御前山見える、小林家住宅〜小河内峠

小河内峠、小林家住宅〜小河内峠 (東京都奥多摩町原)
小河内峠、小林家住宅〜小河内峠		 ホオノキの枯れ葉積もる、小河内峠〜小河内ダム
ホオノキの枯れ葉積もる、小河内峠〜小河内ダム		 防火線に沿って九折の山道続く、小河内峠〜小河内ダム
防火線に沿って九折の山道続く、小河内峠〜小河内ダム
ここは大平？、小河内峠〜小河内ダム
ここは大平？、小河内峠〜小河内ダム
奥多摩湖いこいの路をヘビ沢(水久保沢)へ向かう、小河内峠〜小河内ダム
奥多摩湖いこいの路をヘビ沢へ向かう、小河内峠〜小河内ダム		 　倉戸山と奥多摩湖、小河内峠〜小河内ダム (奥多摩町原)
倉戸山と奥多摩湖、小河内峠〜小河内ダム

湖畔に至るには750m付近から直接ヘビ沢(水久保沢)に下る分岐と、650m位から北へ「奥多摩湖いこいの路」へ巻き降りる二通りあります。 前者は急なので巻き降りる方を選びましたが、崩壊してる所もあり歩きにくい上に遠回り。 時間があればそのまま尾根通しに続く防火線を、湖畔まで行くのも良さそうです。
いこいの路に降りて湖畔をヘビ沢(水久保沢)へ向かう。 対岸から子供の叫び声のようなのが聞こえてくる。 猿の群れがいるらしい。 ヘビ沢(水久保沢)を渡り右側に落石防止ネット。 前を見ると猿がネットの上端に。 真上にも親子連れの猿が居て警戒する様子もなく、毛づくろいや手を伸ばし食べ物を採っている最中。 先へ行き振り返ると一匹づつ降りて来て山道を横切って行く。
林道に出ると、もう小河内ダムも近い。 お茶を飲むためアルコールストーブに火を付け一休み。 先程の猿たちは尾根に向かい、今度は大人の笑い声や木を叩くような音と共に落石を起こしてるらしい。 子連れから離れた所で騒ぎを起こし、陽動してるような気がする。
後は湖の周りの山々を眺めながら歩き、ダムを渡るとバス停も近い。 バスの車窓から見た奥多摩駅近くの「スーパー小川屋」が閉まっている上、脇の自販機も見えない。 気になり調べると9月30日に閉店したらしい。 その向かいの食堂も何時の間にか無くなってるし町全体が限界集落化してるような雰囲気。 道路は良くなり休日に車で遊びに来る人は多いのに残念。
アルコールストーブで湯を沸かす、小河内峠〜小河内ダム
アルコールストーブで湯を沸かす、小河内峠〜小河内ダム

旧田倉家から陣場尾根に上がり小河内峠に向かう。 途中、中の平遺跡(縄文時代の土器出土)の石碑を見ると、暫くして尾根を外れ西側斜面の巻道から小河内峠に着く。 そこから奥多摩湖へ向かう尾根道を下る。 湖底に沈んだかっての小河内村に通う道です。
ミズヒキ、小河内峠〜小河内ダム
ミズヒキ、小河内峠〜小河内ダム

湖岸の林道、小河内峠〜小河内ダム
湖岸の林道、小河内峠〜小河内ダム		 奥多摩湖と小河内峠・月夜見山、小河内峠〜小河内ダム
奥多摩湖と小河内峠・月夜見山、小河内峠〜小河内ダム
奥多摩湖と六ツ石山、小河内峠〜小河内ダム
奥多摩湖と六ツ石山、小河内峠〜小河内ダム		 小河内ダムの発電所、小河内峠〜小河内ダム
小河内ダムの発電所、小河内峠〜小河内ダム
小河内ダム、小河内峠〜小河内ダム (奥多摩町原)
小河内ダム、小河内峠〜小河内ダム		 Youtube に動画をアップロードしました。
https://youtu.be/U4P6rMdEWpg

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