５６４号

放光寺入り口、落合〜白沢峠 (山梨県甲州市塩山一ノ瀬高橋) 10月中旬に多摩川分水嶺の白沢峠から笠取山、飛龍山を歩いてきました。 ルートは、 1日目、落合バス停〜高橋川〜白沢峠〜笠取小屋テント泊。 2日目、笠取小屋〜笠取山〜唐松尾山〜将監峠〜飛龍山・禿岩〜北天のタル〜三条の湯テント泊。 3日目、三条の湯〜サオラ峠〜丹波天平〜後山集落跡〜親川バス停。 今号は1日目の落合から笠取小屋までを紹介します。	青梅街道、落合〜白沢峠	高橋川の流れ、落合〜白沢峠
	高橋集落、落合〜白沢峠

高橋集落、落合〜白沢峠 白沢峠〜笠取山までは多摩川源流の高橋川、一之瀬川と富士川水系の笛吹川との分水嶺。 笠取山より東の唐松尾山、飛龍山へ続く稜線は荒川水系の滝川、大洞川との分水嶺です。 JR中央線・塩山駅発、土日祝日運転の落合行の路線バスは相変わらず閑散としてます。 どうやら登山客目当てというより、休日住民のためのようですが、東京方面からは皆車で来るらしくそれらしい利用者は少ない。 ともかく多摩川の源流へ行くにはこの路線しかないので毎回助かってます。 白沢峠へは終点の落合で降り直ぐ先で合流する高橋川沿いの車道を登って行きます。 途中、鳥小屋分岐で斉木林道と合流して笠取小屋へ続く道でもあります。 道沿いにポツンポツンと民家が建ってますが、今日は人影は見られません。 標高1320ｍに施錠されたゲートがあり、そこから先300m程、1390ｍで広い林道と交差します。 林道脇に林道大ダル線と案内されてました。 辺りは広場になっていて高橋川は広い林道の下を暗渠となり流れ、道なりに正面の細い沢筋を行くのが笠取小屋への林道です。 ここで左の大ダワ方面？へ続く広い林道へ引き込まれてしまう。 しばらくして南へ分水嶺と並行して進んでるのでオカシイと気が付きました。 幸い二本目の沢筋に、西の分水嶺へ向かう水源林道(歩道)があり後戻りしなくても済みました。	火の見櫓と車道、落合〜白沢峠
	高橋川沿いの林道交差点広場、落合〜白沢峠
	沢筋のよく踏まれた石垣の残る道を登って行くと藤尾山が見え、柳沢峠から笠取小屋へ続く斉木林道へ出ました。 峠のわずか南、少し下ると白沢峠でした。 本来の白沢峠への道は先程の交差点の広い林道を越え、道なりに真っ直ぐ行った先に分岐があるはずです。 交差点からあまり離れてない位置だと思います。

林道大ダル線二つ目の沢(水源林道入り口)、落合〜白沢峠	白沢峠の廃トラック、落合〜白沢峠 (甲州市塩山一ノ瀬高橋)
カラマツの林と藤尾山、落合〜白沢峠

笹に埋もれる廃トラック、白沢峠〜鳥小屋分岐	斉木林道と防火線、鳥小屋分岐〜笠取小屋 (山梨県山梨市三富川浦) 白沢峠から多摩川と富士川水系を分ける分水嶺に沿った道が始まります。 その前に白沢峠の名物、廃トラックを見ながらユックリ休んでいきましょう。 峠から暫くは分水嶺上に防火線が続いてるようですが、先が長いので尾根を巻いていく斉木林道を辿ります。 この辺り、道の両側に笹の立ち枯れが目立ちます。 こんな山奥の笹も枯れるようでは被害？は広がる一方の気がします。 斉木峠らしい尾根のタルミを過ぎると右に、もう一台の廃トラックを見ます。 紅葉には少し早い、余り変わり映えのしない道を歩いて行くとやや登りになり水場があります。 その先にゲート、鳥小屋分岐と言われてます。 落合から続く笠取小屋へ通う林道と合流し、以降は小屋まで林道を歩いて行きます。 道沿いは樹林に囲まれ先を見通せませんが小屋は近いはずです。
鳥小屋分岐・斉木林道合流点、白沢峠〜鳥小屋分岐

笠取小屋、笠取小屋 (甲州市塩山一ノ瀬高橋) 多摩川上流の作場平からの道をヤブ沢峠で合わせると一登りで笠取小屋へ着きました。 これで川崎市麻生区黒川から青梅市の鉄道公園まで多摩川分水嶺の歩いてない区間はなくなりました。 今日は小屋番は居ないようです。 小屋前、眺めの良い場所にテントを張る。 水場は5分程下に降りた場所に湧いてます。 多摩川最上流の水です。 近くの笠取山のミズヒには水神社もあります。 風がなく良く晴れ渡り正面に大菩薩嶺がクッキリ見えます。 今夜は冷え込みそうです。 次号、分水嶺を歩く、白沢峠から笠取山・将監峠・三条の湯・天平尾根・２　５６５号 へ続く．．．	防火線の紅葉、鳥小屋分岐〜笠取小屋
	myテントと大菩薩嶺、笠取小屋